ONE LIFETIME
四つの巡り
想う、結ぶ、響く、託す。
順番では、ありません。いつも一緒に、めぐっています。
四つは、いつも一緒にある
想う、結ぶ、響く、託す。
私は、この四つを、手順だとは思っていません。
朝にこれ、昼にあれ、と割り当てるものでもない。
四つは、いつも一緒にあって、
ひとつの向き合い方を、四つの側から見ているだけ。
そんなふうに、感じています。
- 想う― 観る。目の前のひとつも、その向こうの全体も。
- 結ぶ― 関わる。人と人を、想いと出来事を、つなぐ。
- 響く― 広がる。受けとめて、返す。よい働きは、めぐっていく。
- 託す― 手放す。抱え込まず、次へ渡す。
どの瞬間にも、現れる
四つは、時間に縛られません。
朝、ふと誰かを想うこともあれば、
夜、新しいだれかと結ばれることもある。
昼の小さな仕事が、思わぬところに響くこともあるし、
受け取ったものを、その場で、すぐ次へ託すこともある。
だから私は、「いまは結ぶ時間」などと、決めません。
いつも、四つ全部を、うっすら意識しています。
ひとつが、次を呼ぶ
四つは、ばらばらではありません。めぐっています。
想えば、結びたくなる。
結べば、響いていく。
響いたものは、託したくなる。
そして託したことが、また新しく、何かを想う種になる。
始まりも、終わりもなく、ぐるりと巡る。
ただ、いつもこの順とは限りません。
託すが先に来ることもあれば、響きから始まることもある。
順番は、決まっていない。ただ、めぐっている。
全体に、立ち返る
迷ったときは、四つを一度に、自分にあててみます。
結べているか。
響かせられているか。
託せているか。
この四つで、世界との関わりは、だいたい覆えています。
だから、四つを思い出すだけで、全体に立ち返れる。
どれかに偏っていないか、と気づける。
一日のリズムは、足場であって、檻ではない
強いて言えば、一日に、ゆるやかなリズムはあります。
朝は、やわらかく想う。
夜は、そっと託す。
でもそれは、思い出すための手すりのようなもので、
守らなければいけない順番では、ありません。
朝に託してもいいし、夜に想ってもいい。
リズムは、めぐりの邪魔をしない範囲で。
四つは、ひとつの心を、四つの方角から見たもの。
どこから入っても、めぐって、全体に還ってきます。
今日も、四つとともに。